室内用ロボット掃除機を、ベランダへ出しません。最初に扉を閉じて通常清掃区域から外し、落下防止センサーの試験も実際の端では行わない。この二つを先に決めます。
最初に、室内専用機を候補から外す
窓の向こうは、落下端、風雨、排水、砂や小石、隣戸がある別環境です。家庭用ロボット掃除機の取扱説明書には、家庭内でのみ使い、屋外や濡れた床では使わないと定める例があります。「床が平ら」「今日は晴れ」「数分だけ」は、使用場所の条件を変えません。
型番の取扱説明書で、使用場所、床面、水、温度、落下部の境界方法を確認します。屋外使用が認められていない、または条件を確認できないなら、そこで判断は終わりです。ベランダは手作業へ戻します。
次に、避難設備と排水を清掃区域から外す
ここから先は、屋外利用を明記する別の機器を検討するときの確認です。室内用ロボット掃除機を使えるようにする手順ではありません。集合住宅では、清掃範囲を考える前に避難設備と排水を確認します。
| 赤で囲む場所 | 運用 |
|---|---|
| 避難ハッチと下階への降下空間 | 本体も境界物も置かず、いつでも使える状態を保つ |
| 隔て板・隣戸境界 | 非常時に通れるよう、前へ物を置いたり立てかけたりしない |
| 排水口・排水溝 | ごみを押し込まず、ふさがない |
| 手すり下・外周・落下端 | 取扱説明書が求める落下防止柵等を設けられなければ使わない |
| 室外機・配管・コード | 巻き込み、熱、狭い隙間を清掃区域から外す |
賃貸・集合住宅では管理規約や建物の指示も確認します。清掃のために家具や避難設備を動かした場合、運転終了後に「元の位置」ではなく、安全で避難を妨げない位置へ戻します。
落下センサーを、ベランダ端で試さない
ナオの「落下センサーを試す場所に、ベランダの端を選ばない」を停止ルールにします。取扱説明書には、床への光の反射、濃い床色、床の汚れなどによって、落下防止センサーがうまく動作しない場合があると記載されています。端で止まるかを確かめるために、危険側へ走らせません。段差の通過試験から落下端を外す判断と同じです。
軽い箱、植木鉢、すのこは、取扱説明書が求める落下防止柵等の代わりにしません。機体が押す、風で動く、人がつまずく可能性があり、避難や排水も妨げます。落下防止柵等を設けられないなら、そこで運転を見送ります。
濡れた床と強風の日は持ち出さない
床が濡れている、水がたまっている場合は使いません。雨が近い、風が強い、排水不良がある、砂や小石が残る日も持ち出しません。気象台は、風雨が強まってから屋外を点検せず、飛ばされそうな物を事前に屋内へ入れるよう案内しています。ロボットを動かすために、風雨の中でベランダへ出る運用は組みません。
悪天候後は、床が見た目で乾いていても排水溝、端、配管周囲に水やごみが残ることがあります。屋外利用が明記された別機器なら、雨・保管条件も確認し、その機種が指定する乾燥・点検が終わるまで再開しません。
人は内側から、停止と落下区域を同時に見る
屋外利用が明記された別機器でも、初回だけでなく毎回、人がその場で監督します。人自身が手すりから身を乗り出したり、機体を追って危険側へ移動したりしない位置を選びます。室内側または安全な内側から、機体、境界、避難・排水、下方の区域を見て、すぐ停止できる状態にします。
開始前に屋外ロボットの非常停止と回収を確認します。警告、境界への接近、空転、滑り、異音、風雨の変化があれば停止し、電源遮断と回収は説明書どおり行います。落ちかけた本体を身を乗り出してつかみません。
小区域でも条件が重いなら、手作業へ戻す
屋外利用が明記された別機器では、一回ごとに準備、監督、停止、回収、設備を戻す時間を記録します。避難・排水・落下区域を守った結果、動かせる範囲がごく小さい、毎回の設置が不安定、監督者が危険側へ近づくなら、自動化の利点はありません。
ベランダを通常の予約清掃に含めず、安全な道具で短時間の手作業へ戻すのが基本です。今夜は機械を動かさず、ベランダへ通じる扉を閉じられるか、アプリ境界を使う機種なら清掃区域からも外れているかだけを確認します。屋外機器を別に検討するなら、次に非常停止と安全な回収を決めます。