KRL-FL-007GUIDE

ロボット掃除機を複数階で使うときの分け方

一台を階段で運び、複数階の地図を使いたいが、落下と帰還が不安な人へ。

ロボット掃除機を複数階で使うときの分け方で機械に任せる範囲と停止条件を表した図
機械に任せる範囲と、止めて人へ戻す条件を先に分けるための図です。

実装室の短答

条件を整えて試す

階段は落下センサーの試験場所にせず、最初から進入禁止にします。各階を別ミッションとして、開始場所・終了場所・地図・回収担当を固定。電源を止めた本体だけを両手で運び、ドックのない階では平らな場所から始め、終了後に人が回収します。

向く状態停止条件と家の準備を整えてから試す内容です。

まだ向かない状態階段端で検知試験をする

できる状態
各階の開始・終了・回収・階段境界が決まる
準備の目安
30分
手入れ周期
階段・家具・地図更新時
確認日
次回確認

一台を二階へ運べることと、ナオの暮らしで続けられることは別です。階段は最初から赤い境界にし、運搬と戻しまで運用時間へ入れます。

階段は段差ではなく、最初から赤い境界にする

コロの「ピ。階段は段差テストではなく、最初から赤い境界です」を運用の出発点にします。落下センサーの性能を確かめるため、本体を階段端へ向けたり、手で押し出したりしません。階段、吹き抜け、玄関の落下部は、越えられる高さを測る対象から外します。

アプリの進入禁止区域だけに頼らず、手元の説明書が認める方法で運転範囲を分けます。一時的な箱や軽い板を置く場合も、本体が押して動く物を安全柵の代わりにしません。境界を作れない階では動かさないことが、最初の停止条件です。敷居の通過とは段差を越える・避ける・境界にする判断で分けます。

各階を別ミッションとして、一枚に書く

「家全体を掃除する」という一つの予約にせず、階ごとに運用票を作ります。

欄 1階 2階
開始場所 ドック 廊下中央の固定位置
終了場所 ドックへ帰還 開始位置付近で停止後に回収
赤い境界 玄関の落下部 階段・吹き抜け
使用する地図 1階 2階
持ち運ぶ人 なし 担当する大人
中止条件 境界・帰還・地図のずれ 境界・回収・地図のずれ

「どこか空いた場所」から始めると、地図や終了位置の確認が毎回変わります。各階で家具にぶつからず、階段から距離があり、床が平らな一地点を決めます。踊り場、階段の一段目、扉の開閉範囲は開始場所にも仮置き場所にもしません。

ドックのある階と、ない階の終了を分ける

ドックのある基準階は、開始だけでなく安全に帰還できることまでを一回のミッションにします。設置余白と帰還経路はドックを置く順番で確認します。

ドックのない階では、説明書がその使い方を認めているかを先に読みます。使える場合も、清掃が終われば自動的に別階のドックへ戻れるわけではありません。運転終了を担当者が確認し、平らな終了場所で停止した本体を回収します。電池切れまで探させたり、階段付近へ放置したりしません。

停止・確認・運搬・設置の順で受け渡す

別階へ移す前に清掃を停止し、ブラシと車輪が止まったことを確認します。ダスト容器や水タンクが閉じているか、外側に液体や汚れがないかを見て、メーカー指定の持ち手や姿勢で運びます。階段では次の四つを守ります。

  • 本体以外の荷物を同時に持たない
  • 両手と足元をふさぐコードや衣類を先に除く
  • 子どもやペットと階段ですれ違わない時間を選ぶ
  • 到着階の固定位置まで、一度で置ける経路を空ける

重さ、形、階段、身体の状態から安定して運べないなら、一台を共用する方式を選びません。人へ無理な運搬を残す自動化は、家事を減らしたことになりません。

地図機能の限界を読む

複数階の地図を保存できる数、別階の認識方法、ドックを置く階、進入禁止区域の持ち方は機種によって異なります。公式サポートでも、別の場所へ本体だけを移して新しい地図を作る案内がある一方、保存できる地図数やドックの扱いには機種差があります。購入時の商品名ではなく、手元の型番と現在のアプリ画面で確認します。

開始前に、選ばれている階、部屋名、進入禁止区域、清掃モードを読み上げます。表示が違う、現在地を認識しない、古い地図へ戻る、区域設定が消えた場合は、その場で停止します。正しい地図へ切り替わることを期待して走らせ続けません。

最初の7回で、運ぶ価値まで判定する

最初の7回は在宅し、階ごとに開始、終了、地図、境界、介入回数を記録します。さらに停止から運搬、設置、回収、ドックへ戻すまでの人の分数も測ります。ロボットの手入れ時間を週予算へ入れる方法と同じく、運転時間ではなく人へ戻った正味時間で比べます。

七回とも正しい地図で始まり、階段へ近づかず、予定位置で終了し、担当者が無理なく受け渡せるなら、その階を条件付きで継続します。地図の取り違え、境界への接近、回収忘れ、不安定な運搬が一度でもあれば予約を外し、一部屋へ狭めます。直せないなら、別階は手作業へ戻します。

STOP CONDITIONS

この実装を止める条件

  • 階段端で検知試験をする
  • 不安定な手で本体を運ぶ
  • ドックなし階へ放置する

DECISION BEFORE START

動かす前の三つの決定

任せる各階の開始・終了・回収・階段境界が決まる
止める階段端で検知試験をする
人へ戻す同じ停止が続く、または手入れが暮らしの余白を超えたとき

TONIGHT'S CARD

ナオが今夜10分で試すこと

階段では試さず、各階の開始場所・終了場所・本体を運ぶ人を紙に書く。持ち運びを含む手間が10分を超えるなら一階だけに限定する。

SOURCES

取扱説明書・公的資料

  1. 別の階・新しい場所のSmart Mapを作成する方法iRobot 公式サポート · 2026/8/12確認

VISIBLE FAQ

よくある確認

一台のドックを毎回別の階へ運んでもよいですか?

機種によって、ドック位置を地図の基準にするものや別階用ドックを案内するものがあります。自己流で動かさず、手元の機種の公式説明に従います。

地図の自動認識があれば、階を選ばなくてよいですか?

自動認識の有無と条件は機種で異なります。開始前に表示中の階と進入禁止区域を確認し、違えば運転を止めます。

清掃途中の本体を、そのまま別の階へ運べますか?

運びません。いったん停止し、ブラシや車輪が止まったこと、容器やタンクが閉じていることを確認してから、次の階を別ミッションとして始めます。