KRL-OT-001GUIDE

窓拭きロボットは安全索と固定点から確認する

吸着しているから落ちないと思い、付属の安全索を補助扱いしている人へ。

窓拭きロボットは安全索と固定点から確認するで機械に任せる範囲と停止条件を表した図
機械に任せる範囲と、止めて人へ戻す条件を先に分けるための図です。

実装室の短答

専用機・監督が必要

吸着、電源継続、安全索、落下区域を別々の落下対策として確認します。索・カラビナ・固定具の全長を毎回点検し、型番の説明書が指定する方法で接続。強度不明の家具へ付けず、本体の下や外側に人・動物・物がある窓、高所で安全に装着・回収できない窓では使いません。

向く状態専用機の説明書と大人の監督を前提にします。

まだ向かない状態安全索や固定点に傷みがある

できる状態
安全索・固定点・落下区域を毎回確認できる
準備の目安
25分
手入れ周期
運転のたび
確認日
次回確認

吸着と安全索は、どちらか一方で十分な同じ仕組みではありません。ナオは失敗後にも落下を広げない固定と、人が下へ入らない境界を先に作ります。

安全索の前に、その窓で使えるかを判定する

ガラスのひび、濡れ、油分、枠、寸法、障害物、天候を確認し、型番の使用条件に合わない窓を除外します。使えないガラスと枠を分ける台帳を先に作り、安全索が付くことを窓自体の適合証明にしません。

外窓で使えると説明書にある機種でも、指定の安全固定、穏やかな風、雨雪がないことなど条件が付く例があります。高所で身を乗り出さないと装着・回収できない、窓の外側に通行者や隣戸がある、下方を立入禁止にできない場合は使いません。

吸着・電源・安全索・落下区域を四層にする

リツの「吸着は働く仕組み、安全索は失敗した後の境界です」を、四つの欄に分けます。

層 役割 省かない確認
吸着 本体をガラス面に保持する ガラス・パッド・警告・吸着開始
電源継続 運転と吸着へ電力を供給する 指定アダプター、コード、接続、予備電源の状態
安全索 保持が失敗した後の移動を制限する 索、縫い目、金具、ロック、指定固定具
落下区域 落下時に人や物へ当てない 室内外の下方、通行、隣戸、ペット、壊れ物

一つが正常でも、ほかを省きません。予備電池は停電時の補助で、安全索の代わりではありません。安全索があっても、人が下にいてよい理由にはなりません。

索の全長と、指定された固定方法を確認する

毎回、索の端から端まで、擦れ、切れ、ほつれ、硬化、縫い目、カラビナやロック、固定具の汚れと損傷を見ます。一部だけを見て「付いている」と判定しません。異常があれば交換・点検まで使用を止めます。

固定は型番の取扱説明書に示された安全ポッド、吸盤、固定具、接続順などをそのまま使います。重い家具、家具の取っ手、カーテンレール、配管など、強度や転倒条件が分からない物を自己流の固定点にしません。索を延長したり、結び目や別の金具を足したりしません。

室内側と屋外側の落下区域を空にする

本体の真下だけでなく、索の長さと本体が振れる範囲を落下区域として考えます。室内側は人、子ども、ペット、家具、家電、壊れ物を移し、屋外側は通行者、車、隣戸、ベランダ、植栽への影響を確認します。

外側の区域を自分で管理できない集合住宅や道路側の窓では、自己判断で運転しません。ベランダと下方の落下区域も参考に、第三者へ影響する窓を除外します。

本体を手で支えたまま、装着・吸着・警告を確認する

指定パッド、液量、電源、索の順序を説明書で確認し、本体を安全に手で保持できる低い位置で装着します。吸着が安定し、警告がなく、索とコードが窓枠や取っ手へ挟まらないことを確認してから手を離します。高所で性能試験を始めません。

運転中は無人にせず、落下区域の外から本体、索、コード、警告、天候を見ます。吸着低下、電源断、異音、索の緩み、雨や風の変化があれば、まず区域へ人を入れず、屋外機器の非常停止へ移ります。

回収してから電源を外す

終了時は本体に安全に手が届く位置へ戻し、手で確保してから説明書の停止・取り外し順に進みます。吸着や電源を先に切って本体を落としたり、安全索や電源コードだけで吊り上げたりしません。

手で安全に確保できない位置で停止した、警告が続く、索やコードが挟まった場合は、身を乗り出して回収しません。下方を閉鎖したままメーカーや適切な専門対応へ渡します。成功条件は「落ちなかった」ではなく、四層を保ったまま人が安全に本体を回収できたことです。

STOP CONDITIONS

この実装を止める条件

  • 安全索や固定点に傷みがある
  • ロボットの下に人・動物・物がある
  • 電源・吸着の警告が出る

DECISION BEFORE START

動かす前の三つの決定

任せる安全索・固定点・落下区域を毎回確認できる
止める安全索や固定点に傷みがある
人へ戻す同じ停止が続く、または手入れが暮らしの余白を超えたとき

TONIGHT'S CARD

ナオが今夜10分で試すこと

本体を窓へ付けず、公式説明書の固定点条件とロープ長を確認する。適合する固定点と窓下の立入禁止を作れなければ使わない。

SOURCES

取扱説明書・公的資料

  1. WINBOT W2S Instruction ManualECOVACS · 2026/8/12確認

VISIBLE FAQ

よくある確認

重い家具なら安全索を結んでよいですか?

重さだけで固定点にしません。取っ手、移動、転倒、材質の強度は分からないため、説明書が指定する固定具と方法だけを使います。

予備電池があれば安全索は不要ですか?

不要にはできません。予備電池は電源喪失時の補助であり、吸着異常や装着ミス後の落下区域を守る索とは役割が違います。

安全索を引けば本体を回収できますか?

索だけで吊り上げません。本体を手で安全に確保できる位置で、説明書の停止・回収順に従います。届かない窓では使用しません。