窓掃除を広げるより、使わない窓を先に決めるほうが安全です。ナオは家中を合格にせず、条件が一つでも不明な窓を赤札へ置きます。
型番の窓条件を、台帳の見出しにする
取扱説明書から、対象面、最小寸法、枠の有無と高さ、表面状態、温湿度、洗浄液、外窓、安全索、電源の条件を抜き出します。窓用ロボットの公式説明書にも、ひび、濡れや油分、極端な温湿度、小さい・不規則・曲面などを除外する例があります。数値や条件は手元の型番だけから写します。
ナオの「使える窓を探すより、使わない窓を先に赤で囲む」のとおり、商品機能から候補を広げず、家の窓を条件で狭めます。
窓を一枚ずつ、同じ七項目で記録する
掃き出し窓、小窓、ガラス扉、枠なし面、鏡を同じにしません。部屋名と窓番号を付け、次を一枚ずつ記録します。
| 項目 | 記録すること |
|---|---|
| 寸法 | 清掃面の幅・高さ、分割された一面の大きさ |
| 枠 | 枠あり/なし、枠の高さ、段差、パッキン |
| 障害物 | 取っ手、鍵、格子、カーテンボックス、シール、コード |
| 表面 | 平面/曲面、凹凸、結露、水、油分、汚れ |
| 損傷 | ひび、欠け、傷、浮き、がたつき |
| 加工 | フィルム、コーティング、ステッカーと施工情報 |
| 人の動作 | 安全に装着・回収できる位置、室内外の落下区域 |
寸法を測るために窓外へ身を乗り出さず、安全に測れない欄は「不明」とします。不明をゼロや適合へ置き換えません。
面積ではなく、本体が一周する余白を見る
ガラス面が広くても、取っ手、鍵、枠、カーテンボックス、格子へ本体が当たれば経路は成立しません。本体の外形と動き方、枠条件を説明書と照合し、開始位置から端、旋回、戻り、回収までの余白を見ます。
取っ手を外す、窓を不安定な位置で開ける、カーテン設備を無理に曲げることで余白を作りません。装着時や回収時だけ障害物へ当たる窓も使用不可です。
ひび・欠け・浮き・濡れを、試す前の停止条件にする
ひび、欠け、がたつき、浮いたフィルム、剥がれたステッカー、結露、水、油分、指定外の凹凸・曲面があれば運転しません。吸着できるかを実機で試してガラス強度や表面適合を判定しません。
フィルムやコーティングは透明でも材質と施工状態が異なります。ロボットと窓・フィルム双方のメーカーまたは施工者へ確認し、吸着、洗浄液、パッドが認められるか確定できなければ「要確認」のままです。
装着と回収を、安全な姿勢でできる窓だけ残す
本体を手で支え、安全索と電源を説明書どおり取り付け、吸着を確認し、終了後も手で本体を確保できる位置が必要です。脚立の不安定な姿勢、手すり越し、窓外へ身を乗り出す、高所でしか届かない窓は使いません。
外側に通行者、車、隣戸、ベランダがあり、落下区域を管理できない窓も除外します。適合窓での防護は安全索・電源・落下区域の四層確認へ進みます。
使用不可・要確認・確認済みの三つに分ける
| 判定 | 条件 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 使用不可 | 説明書条件外、損傷、濡れ、危険な装着回収、落下区域を管理できない | 手作業または専門清掃へ戻す |
| 要確認 | 寸法、枠、フィルム、固定方法などが不明 | メーカー・施工者へ確認し、運転しない |
| 確認済み | 全項目が説明書条件内で、安全な装着回収ができる | 低い安全な面で初回確認へ進む |
「要確認」は試せば分かる候補ではありません。回答を得られない場合は使用不可へ寄せます。一度の成功を、別の窓や外側面へ移しません。
最初は低い室内面で確認する
確認済みの窓でも、最初は手が届く低い室内面を選びます。安全索と落下対策をすべて装着し、人と動物を落下区域から離して、吸着、経路、枠検知、警告、停止、手での回収を確認します。
接触、滑り、吸着警告、経路停止、パッドのずれがあれば非常停止と回収へ移り、その窓を要確認へ戻します。窓、フィルム、枠、機種、天候条件が変わるたび台帳を再確認します。