KRL-DS-002CHECKLIST

家庭ロボット導入前に家を一周するチェック方法

間取り図はあるが、ロボットが実際に通る低い位置の障害をまだ見ていない人へ。

家庭ロボット導入前に家を一周するチェック方法で機械に任せる範囲と停止条件を表した図
機械に任せる範囲と、止めて人へ戻す条件を先に分けるための図です。

実装室の短答

最初に試せる

スマホ、巻尺、紙を持ち、床から20cmほどの目線で玄関から時計回りに一周します。段差や階段は赤、コードや房など止まりやすい場所は黄、最初に試せる一部屋は緑で記録。子ども・ペットが通る時間も重ねると、製品仕様へ照合できる家側の条件表になります。

向く状態一仕事・一部屋に絞れば、最初の実験に向きます。

まだ向かない状態階段や落下端の境界を確認していない

できる状態
止まりやすい場所と測る寸法が一枚にまとまる
準備の目安
20分
手入れ周期
家具配置を変えた日
確認日
次回確認

床から20cmの目線へ下げる

人はドアノブや机の天板を見て歩きますが、床を走る機械が出会うのは椅子の脚、カーテンの裾、充電ケーブル、敷物の房です。リツの順番は短く三つ。「まず一周。次に止める。最後に一部屋」です。

準備するのはスマートフォン、巻尺、A4用紙、赤・黄・緑の筆記具。床へ機械を置かなくても調べられます。スマートフォンを床から約20cmへ下げ、玄関から時計回りに各部屋を一度だけ見ます。膝や腰に負担がある場合は、棒の先へカメラを固定するなど無理のない方法に替えてください。

20分で見る順路

部屋ごとに止まって精密測定すると時間が膨らみます。一周目は発見、二周目は必要な場所だけ測定に分けます。

時間 見る場所 記録するもの
0〜5分 玄関・廊下・部屋の入口 通路の最狭幅、段差、階段や落下端
5〜10分 家具の周囲と下 最低高、U字脚、カーテン、軽い椅子
10〜15分 床に置く物 コード、房、食器、水、玩具、排泄場所
15〜20分 壁際と電源 ドック候補、コンセント、帰還経路

数値は「製品が通れそう」ではなく、その家に実際にある幅・高さを書きます。候補機が決まったら、本体寸法、モップ装着時の条件、必要余白を取扱説明書と照合します。

危険は赤、止まりやすさは黄で分ける

階段や玄関の落下端、暖房器具、水、ベランダ、刃物、ペットの排泄場所は赤。コード、房、軽いマット、U字脚、低い家具は黄にします。赤は最初から進入禁止、黄は片づけるか、在宅の試運転で一つずつ確認する場所です。

段差は高さだけでなく、角の丸み、手前の敷物、越えた先に階段がないかも記録します。詳しい測り方は段差を高さだけで測らないガイドへ分けます。cliff sensorの能力を確かめるために、実際の階段端へ機械を走らせないでください。

危険と単なる詰まりを同じ色にすると、便利さのために赤条件まで解除しやすくなります。「傷や汚れで済む黄」と「人・動物・火・水・落下へつながる赤」を分けるのが、この一周の中心です。

間取りに時間を重ねる

同じ床でも、朝は子どもの鞄、夕方は玩具、夜はペットの食器が置かれます。紙の部屋名の横へ「床が空く時間」「人や動物が使う時間」を書き足します。無人時間だから安全と考えず、人や動物と確実に分けられ、異常時に戻れる時間を選びます。

家族が一時的に床へ置く物には、片づけ先を一つ決めます。毎回10分の準備が必要なら、その10分も導入後の家事です。見えないことにせず、試運転で戻った時間から引きます。

ナオの家なら、娘の工作、犬の水皿、充電コードを「散らかり」の一語へまとめません。工作は床を使う時間、水皿は進入させない場所、コードは戻す定位置という別の条件です。家族や犬をロボットの障害にするのではなく、機械が入ってよい時間と場所を狭めます。

一枚の家側仕様書にする

最後に、赤がなく黄が三つ以下の部屋を一つだけ緑で囲みます。ここが最初のテスト床です。赤区域への進入を物理的に止められるか、黄色い場所を一つずつ確認できるかも書きます。

ドック候補は平坦で開けた床に置き、階段から離し、前後左右の余白を機種ごとの説明書で確認します。公式案内に具体寸法があっても、別メーカーや別のドックへそのまま流用しません。設置の絞り込みはWi-Fiより帰還動線から置くガイドで行います。

完成した一枚には、寸法、赤、黄、緑、時間帯、ドック候補が残ります。製品に家を合わせる前に、候補製品がこの家側仕様に合うかを照合できる状態です。

一周の目的は、家をロボット向けに作り替えることではありません。最初の一仕事に必要な道だけを見つけ、毎晩の準備がナオの手入れ予算10分を超えるなら、範囲を狭めるか導入を戻す。その判断までできて、家側仕様書は完成です。

STOP CONDITIONS

この実装を止める条件

  • 階段や落下端の境界を確認していない
  • 熱源・水・刃物の近くを通る
  • 子どもやペットの動線を記録していない

DECISION BEFORE START

動かす前の三つの決定

任せる止まりやすい場所と測る寸法が一枚にまとまる
止める階段や落下端の境界を確認していない
人へ戻す同じ停止が続く、または手入れが暮らしの余白を超えたとき

TONIGHT'S CARD

ナオが今夜10分で試すこと

機械は動かさず、床から20cmほどの目線で、リビングからドック候補までを一往復する。赤い危険を一つ、黄色い詰まりを一つだけ記録する。

SOURCES

取扱説明書・公的資料

  1. Where to Place the DockiRobot · 2026/8/12確認

VISIBLE FAQ

よくある確認

何cmまで測ればよいですか?

本体の高さ・幅、段差の高さ、家具下の最低高、ドック前後の余白を候補機の説明書に合わせて測ります。

写真だけではだめですか?

写真に寸法と時間帯を書き込めるなら使えます。家族が停止場所を説明できる形が目的です。

候補の製品がまだ決まっていなくてもできますか?

できます。まず家側の寸法と危険を記録し、後から候補機の高さ・幅・段差・ドック余白を照合します。